ミッションステートメント

– language adapted from our People’s Climate March page (People’s Climate Marchのウェブページより転載)

気候危機に対しての解決策は明白です。原発も化石燃料も使わない再生可能エネルギー中心のエネルギーシステムに素早く、また公平な方法で移行することです(”Just Transition”)。 エネルギーを利用することで生じる地球温暖化の影響を防ぐ方法は、汚染や環境破壊を伴う原子力と化石燃料(”Dirty Energy”)中心の20世紀の古いエネルギーモデルから、安全・クリーン・手頃な価格・持続可能・再生可能、そして効率の良い21世紀のスマートな技術へと移行することです。

特に原子力は気候変動を解決することはできません。実際、原子力の継続的な利用は、クリーンエネルギー中心のシステムを展開させる妨げになっており、地球温暖化を悪化させてしまいます。

原子力には数多くの問題点があります。

  1. 原子力は人権侵害と人種差別に根ざしている: ファーストネーション(カナダの先住民)、非白人、低所得層の人々はよりウラン鉱業と放射能性廃棄物の影響にさらされています。女性と女児は、男性にくらべて2倍も放射能の影響を受けやすいと言われています。そして、放射能汚染は無差別に未来の世代に害をもたらし、数百年から数千年の間、環境を汚染します。
  2. あまりにも汚い: 原子力発電所と核燃料サイクルは大量の放射性廃棄物を生み出します。核燃料サイクルは、再生可能エネルギーよりもはるかに多くの二酸化炭素を排出します。全ての原子炉は常に、放射性廃棄物や放射能を放出します。科学者の間でも「安全」なレベルの放射線量など無いと考えられています。
  3. あまりにも危険: 原子力の継続的な使用は必然的に福島、チャーチロックスやチェルノブイリのような事件に繋がります。核エネルギーを生み出すために必要な技術と材料は、核兵器プログラムに使われる危険もあります。
  4. あまりにも高い: 原子力発電は、二酸化炭素とメタンの排出を削減する最もコストの高い方法です。原子力発電に集中することによってクリーンなエネルギー源への投資が減ることになってしまいます。
  5. あまりにも遅い: 原子力発電の使用を通じて化石燃料の排出量を削減しようとするならば、現存するメーカーの能力を超えた前例のない規模での原子力建設プログラムが必要になってしまいます。

太陽光、風力、地熱、エネルギー効率化、分散型発電、蓄電などの先進技術を含むクリーンエネルギーは、二酸化炭素やメタン、放射性廃棄物などその他の汚染物質を排出せず世界のエネルギー需要を満たすことができます。